住宅購入後、多くの人が住宅ローンで後悔しているのをご存じでしょうか。
「もっと住宅ローンを考えて組めばよかった。」
「借入する金融機関について、もっと慎重に悩めばよかった。」
このように入居後、住宅ローンについて後悔している人は多くいます。
住宅ローンは将来に渡ってずっと返済が続くため、今後ずっと後悔をしながら返済をしていかなければなりません。
では住宅ローンに後悔しないためにも、なぜ多くの人が後悔しているのか、そしてどんなことに後悔しているかをご説明します。
住宅ローンで後悔している人は4割!
住宅ローンで後悔している人は、およそ4割という結果が出ています。
参考:https://suumo.jp/journal/2019/11/13/168427/
おおよそ半数の人が住宅ローンにおいて後悔をしていることがわかりますね。
住宅選びにおいて物件を見極めることはとても大事ですが、それと同じくらい住宅ローン選びも重要です。
なぜなら豊かな暮らしをするうえで、安定した無理のない返済をしていくことがとても重要な要素となるからです。
それでは後悔している人は、どのような点に後悔をしているのでしょうか。
どんなことに後悔している人が多い?
住宅ローンに後悔しているポイントで大きな割合を占めるのが、以下の三つです。
- 金利の低い金融機関を選べばよかった
- 違うタイプの金利を選べばよかった
- 不動産会社に言われるがまま組んでしまった
住宅ローン金利は金融機関ごとに違います。
そのためよく調べずに金融機関を選んでしまうと、後々もっと低い金利の条件が見つかったりすることも十分にあります。
そうすると「あのときもっとよく探していればよかった」と後悔する原因となってしまいますね。
金利のタイプは様々な種類がありますが、大きくわけて固定金利と変動金利にわかれています。
変動金利タイプであれば、固定金利よりも低い金利で組むことができますが、将来金利が上昇した際に返済金額が上がることや、支払利息が増えることがあります。
一方の固定金利は、変動金利よりも金利が高く設定されていますが、将来的に金利や返済額が変わらないので、安定した返済をすることができます。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、それに合わせた選び方をする必要があるのです。
住宅購入時、多くの方が不動産会社に勧められるがまま、住宅ローンを組んでいます。
よく考えずに住宅ローンを組んでしまうと、あなたに合った住宅ローンではない商品で組んでしまう可能性があるのです。
例えば将来的に安定した返済を望んでいたのに変動金利で組んでしまったり、今の返済金額を極力抑えたかったのに固定金利で組んでしまったりすると、希望していた返済ができずに後悔することになります。
住宅ローン知識と、どのような資金計画を立てるかが非常に大事になってきます。
関連記事「府中市で住宅ローンを借りるなら金利は固定と変動のどちらが有利か?」
なぜ住宅ローンで後悔している人が多いのか?
「住宅ローン選びは重要なのに、なぜみんな後悔しているんだろう。」
「後悔しないためにはどうすればいいのだろう。」
なぜこんなにも住宅ローンで後悔している人が多いのでしょうか。
多くの人が後悔してしまう理由をこちらで説明します。
住宅購入時にゆっくり考えている時間がない
住宅購入時はしなければならないこと、考えるべきことが山のようにあります。
- 物件探し
- 内覧、物件チェック
- 住宅ローン事前審査
- 購入申し込み
- 契約手続きの準備
このように、契約するまでにもたくさんのステップがあり、仕事をしている人なら尚更考える時間が少なくなってしまいます。
優先順位が家の契約をすることに傾きすぎてしまうと、住宅ローンは契約するために必要な一つの要素となってしまい、優先度が低くなってしまう可能性があるのです。
物件を決めてから契約までは1週間程の期間しかありません。
そのため住宅ローンや資金計画は物件探しの前に、じっくりと考えておくほうが間違いありません。
住宅ローンの知識不足
住宅ローン選びにおいて、金融知識や住宅ローン知識はとても重要です。
知らなかったという理由で高い金利を選んでしまったり、自分に合っていない金利タイプを選んでしまう可能性が非常に多くなっています。
もちろん住宅ローン知識と経験が豊富なエージェントが付いていればいいのですが、そうでない場合は全て自分で勉強して知識を身に付けるしかありません。
インターネットから情報を集めたり、実際に銀行に足を運んで聞きにいったりすることで、住宅ローンに関する知識をあらかじめ習得しておくと、後悔せずに済みます。
不動産会社から提案されるローンがベストとは限らない
「不動産会社に任せておけば大丈夫。」
「紹介された住宅ローンプランで問題ないでしょう。」
このように不動産会社からの提案をそのまま受け入れてしまうのは少々危険です。
なぜなら不動産会社の提案がベストというわけではないからです。
不動産会社の担当にも金融知識が豊富な担当と、そうでない担当がいます。
後者の方だと、一番審査が通りそうな住宅ローンプランを提案することが多いのです。
住宅ローン審査では、年間返済金額と年収の比率より算出する返済比率という基準があります。
この返済比率をクリアするには、安い金利で借入期間を長くして組むほうが通りやすいため、知識や経験のない営業マンだと安易に変動金利の35年を勧めてきます。
もちろんこのタイプの組み方がベストな人もいますが、全ての人に当てはあるわけではありませんので、その場合はなぜこの組み方を勧めてきたのか理由を聞いてみましょう。
後悔しないためにも事前に調査しておこう
住宅ローンは将来に渡って付き合っていかなければならない、非常に重要な手続きです。
安易に不動産会社にまかせてしまったり、よく調べずに住宅ローンを組んでしまうと、後々生活が苦しくなったり、後悔が生まれてしまうでしょう。
ご自身で勉強するのはもちろんですが、金融知識と経験が豊富な担当者を見つけて、一緒になって資金計画を立てるのも安全な選択となるでしょう。
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